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― 意匠性を高める薄板加工技術 ―
店舗什器や装飾金物は、単なる「備品」や「部材」ではありません。
空間の印象を決定づけ、ブランドや世界観を来店者に伝える、極めて重要な要素です。
だからこそ、デザイン段階で描かれた意匠を、どこまで忠実に、どこまで美しく形にできるかが問われます。
渡辺工業では、薄板板金加工の技術を活かし、店舗什器・装飾金物を一点物・特注対応で製作しています。
本記事では、店舗什器・装飾金物に求められる要素から、板金加工だからこそ表現できる意匠性、
そして渡辺工業の意匠板金の考え方について詳しく解説します。
店舗什器・装飾金物に求められる要素
店舗什器や装飾金物に求められるのは、「見た目が良い」ことだけではありません。まず第一に、空間全体の世界観と調和していることが重要です。素材感、色味、エッジの見え方、影の出方まで含めて、設計者・デザイナーの意図が反映されている必要があります。
同時に、店舗什器は「使われるもの」でもあります。安全性、耐久性、施工性、メンテナンス性が確保されていなければ、どれだけ美しくても実用には耐えません。さらに、現場での施工精度も無視できません。寸法が合わない、歪みが出る、納まりが悪いといった問題は、空間全体の完成度を大きく損ないます。
意匠性と実用性、その両立こそが、店舗什器・装飾金物に求められる本質です。
板金加工で表現できる意匠性とは
板金加工というと、無機質で工業的なイメージを持たれることがあります。しかし実際には、板金は意匠表現に非常に向いた加工方法です。
曲げ加工によって生まれるシャープなラインは、木工や樹脂では表現しにくい緊張感を持たせることができます。また、溶接や構造を工夫することで、継ぎ目を極力見せない一体構造も実現可能です。これにより、意匠を分断しない、連続したデザインが可能になります。
さらに、R形状や連続曲面を取り入れることで、金属でありながら柔らかさや上質感を表現することもできます。ステンレスやアルミといった素材そのものが持つ質感も、板金加工によって最大限に引き出すことができます。
薄板加工で差が出るポイント
意匠板金において、最も差が出るのが薄板加工です。
板厚の選定一つで、製品の印象は大きく変わります。厚すぎれば無骨に見え、薄すぎれば頼りなく感じられます。また、曲げ精度はエッジの美しさに直結します。わずかなズレや歪みが、意匠全体の「粗さ」として現れてしまいます。溶接においても同様です。溶接痕が目立つ、歪みが残るといった状態では、表面仕上げを行っても限界があります。
そのため、意匠板金では仕上げを前提とした加工設計が欠かせません。どこを見せ、どこを隠すかを考えた上で、加工工程を組み立てる必要があります。
渡辺工業の意匠板金の強み
渡辺工業の意匠板金の強みは、薄板板金加工を得意とする技術基盤と、意匠を理解したうえでの製作対応にあります。
t0.5mm程度の薄板加工にも対応しており、軽量でシャープな什器・装飾金物を製作できます。また、曲げ・溶接を前提とした設計力により、無理のない構造で意匠性を成立させます。正式な製作図面がなくても、ポンチ図やラフ図など、形状と寸法の意図が分かる資料があれば、そこから製作用図面を作成して対応しています。
これは、デザイン段階の意図を汲み取り、製作可能な形へと翻訳する役割を担っているということです。
対応可能なデザイン・用途シーン
渡辺工業では、以下のような意匠性を求められる製作に対応しています。
店舗什器
棚、カウンター、ディスプレイ什器など、空間の主役となる什器の特注製作に対応しています。
形状・サイズ・素材を空間に合わせて最適化できます。
装飾金物
サイン周りの縁取り、見切り、装飾パネルなど、空間の印象を引き締める金属部材の製作が可能です。
建築内装向け意匠部材
壁面や天井、造作部材など、建築内装と一体となる意匠金物にも対応しています。
一点物・プロトタイプ
量産を前提としない一点物や試作にも対応しており、デザイン検証段階での相談も可能です。
意匠性を重視した装飾金物なら渡辺工業
店舗什器・装飾金物は、デザインと製作の距離が近いほど完成度が高まる分野です。
渡辺工業では、「図面通り作る」だけではなく、意匠を理解し、現実的な形に落とし込むことを大切にしています。
ポンチ図やラフ図の段階からでも構いません。意匠性を損なわない板金製作をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

茨城県筑西市井上1162-1