バーリング加工

薄板板金加工に欠かせない
バーリング加工

バーリング加工は、板材に開けた穴の周囲に立ち上がりを作ることで、穴の強度を向上させる技術です。具体的には、下穴に対して大きなパンチを押し込み、穴の縁を押し上げることで立ち上がりを形成します。この立ち上がりにより、ネジをしっかりと固定できるようになります。薄板板金においてタップを立てる際に薄すぎて強度が保てない場合にバーリング加工が用いられます。

渡辺工業は溶接を主体とした薄板板金のスペシャリストです。
新規図面の試作や代替工法提案も積極的に行っております。
製品仕様や加工方法についてご不明点な点があればお気軽にご相談ください。

バーリングタッパー

板金加工におけるタップ加工では、主にM3からM6のタップが使用され、特にM4およびM5が多く用いられます。このため、板厚が1.6mm以下の場合、通常はバーリング加工が必要となります。このプロセスでは、以下の3つの工程が行われます。

  1. 下穴加工: まず、タップを切るための下穴を開けます。この工程は、タップ加工の基礎となる重要なステップです。
  2. バーリング加工: 次に、下穴の周囲を立ち上げるバーリング加工を行います。この加工により、ネジ山を確保するための厚みが増し、強度が向上します。
  3. タップ加工: 最後に、バーリング加工された部分にタップを施し、ネジ山を形成します。

バーリング加工のメリット

1. 強度と耐久性の向上

バーリング加工によって形成されるフランジは、金属板の強度を大幅に向上させます。このフランジは接合部の強度を高め、振動や衝撃に対する耐性を向上させるたことができます。バーリング加工は、溶接に比べて歪みが発生しにくく、高品質な加工品を提供します。

2. 溶接に比べ効率が良い

バーリング加工は、他の接合方法に比べてコスト効率が良いです。特に大量生産においては、タレットパンチを使用することで短時間で多くの部品を加工できるため、製造コストを抑えることが可能です。溶接工程を省略できるため、材料費や作業工数を削減できる点も大きなメリットです。

4. 汚れが溜まりにくい

バーリング加工では、フランジの付け根がR形状になるため、汚れが溜まりにくく、衛生的な製品を提供できます。これは特に食品業界や医療機器において重要な要素です

溶接との違い

  • 強度: 溶接は高い強度を持つ接合が可能ですが、熱による歪みが発生しやすく、後処理が必要になることがあります。一方、バーリング加工は歪みが少なく、高品質な仕上がりが期待できます。
  • コスト: 溶接は部品や材料が必要で、工程が多くなるためコストが高くなることがあります。バーリング加工は追加部品が不要で、コスト効率が良いです。
  • 納期: 溶接は工程が多く、納期が長くなることがありますが、バーリング加工は迅速に行えるため、短納期での対応が可能です。

タレパンによるバーリング加工の利点

  1. 高い加工精度
    タレパンは、NC制御によって高い加工精度を実現します。これにより、バーリング加工の寸法や形状が正確に保たれ、製品の品質が向上します。
  2. コスト効率の良さ
    タレパンを使用したバーリング加工は、金型を使用するため、特に複数個所のバーリングが必要な場合にコスト効率が良いです。
  3. タップ加工との同時実施
    タレパンでは、バーリング加工と同時にタップ加工を行うことができます。これにより、工程数を減らし、作業効率を向上させることが可能です。

薄板板金加工なら渡辺工業

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