気密溶接とリークテスト

気密溶接とは

気密溶接は、外部からの空気や液体の侵入を防ぐために、金属部品を高い密閉性で接合する技術です。この技術は液体や空気が漏れてはいけないような容器において重要な役割を果たしています。気密溶接を用いることで、製品の性能や安全性を確保し、長期間にわたって信頼性の高い動作を維持することが可能になります。

渡辺工業では気密溶接の難易度が高いとされるアルミ・ステンレスの薄板の溶接が得意です。溶接後のリークテストの全数検査にも対応可能なため、気密性の高い薄板板金溶接にお応えできます。

気密溶接後のリークテスト風景
気密溶接後のリークテスト風景

気密溶接の技術的要素

気密溶接には、さまざまな技術的要素が関与しています。主な要素は以下の通りです。

  • 使用される材料: 気密溶接では、ステンレス鋼やアルミニウムなど、耐腐食性や強度が求められる材料が使用されます。
  • 溶接方法: TIG溶接やレーザー溶接など、精密な制御が可能な溶接方法が選ばれます。これにより、熱歪みを最小限に抑えつつ、高い密閉性を実現します。
  • 溶接条件の最適化: 板厚や形状に応じて、適切な溶接条件(電流、通電時間、加圧力など)を設定することが重要です。

気密溶接の利点

気密溶接には、以下のような利点があります。

  • 高い密閉性の確保: 溶接によって金属同士が一体化するため、ネジやボルトによる機械的接合に比べて隙間が生じにくく、液体や気体の漏れを防ぎます。
  • 耐久性と信頼性の向上: 気密溶接により、製品の耐久性が向上し、長期間にわたって安定した性能を発揮します。特に、医療機器や航空機部品など、厳しい条件下で使用される製品においては、信頼性が極めて重要です。

気密溶接の品質管理

気密溶接の品質管理は、製品の性能を保証するために不可欠です。以下の方法が一般的に用いられます。

  • 溶接後の検査方法: 溶接後には、気密性を確認するための水圧試験や気圧試験が行われます。これにより、製品が設計通りの性能を持っているかを確認します。
  • 不良品の防止策: 不良品を防ぐためには、製造過程での全数検査が重要です。特に、気密性が求められる製品では、製品ごとに厳密な検査を行い、基準を満たさないものは排除します。

気密溶接には欠かせないリークテスト

気密溶接におけるリークテストは、溶接部分の密閉性を確認するための重要な検査工程です。主に、溶接部分に微細な隙間や亀裂がないかを調べ、外部からの空気や液体の漏れを防ぐために行います。

また、PT検査(液浸蛍光浸透探傷試験)は、金属や非金属表面の微細な亀裂や欠陥を検出するための非破壊検査方法ですが、後工程の塗装のノリが悪いケースもあります。

弊社では独自のリークテスト技術で上記の課題をクリアした品質保証も可能です。

リークテスト