スタッド溶接
ボルトやナットを接合する技術
スタッド溶接
スタッド溶接とは、金属のスタッド(ボルトやナットなど)を金属基材に溶接する技術の一つです。この方法は、特に自動車産業や建築、土木工事などの分野で広く利用されています。渡辺工業では薄板の板金を得意としており、材質・板厚・強度によって工法の使い分けをしています。
渡辺工業は溶接を主体とした薄板板金のスペシャリストです。
新規図面の試作や代替工法提案も積極的に行っております。
製品仕様や加工方法についてご不明点な点があればお気軽にご相談ください。

加工方法 | 特性 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
タップ加工 | 板材に下穴を開けて、ねじ山を直接切る方法。板厚に応じたねじ山の数が必要。 | - 簡単で安価 - 材料の無駄が少ない - 一般的な用途に広く使用される | - 板厚が薄い場合、ねじ山が不足する可能性がある - 強度が低い場合がある |
バーリング加工 | 下穴の周囲を立ち上げて、ねじ山を強化する方法。薄板に適している。 | - 板厚を増やさずに強度を確保できる - コストが安価 - 薄板でも使用可能 | - 柔らかい材質(アルミなど)には向かない - 硬い材質には加工が難しい場合がある |
スタッド溶接 | スタッドボルトを板金に溶接する方法。下穴不要で迅速に作業が可能。 | - 高い強度を確保できる - 迅速な作業が可能 - 位置決めが容易 | - 溶接技術が必要で、作業者にスキルが求められる - アルミ材には不向き |


スタッド溶接の基礎知識
スタッド溶接とは
スタッド溶接は、スタッドと呼ばれる金属部品を母材に接触させ、電流を流してアークを発生させ、その熱でスタッドと母材を溶融させて接合する方法です。 スタッドを専用の溶接ガンに取り付け、母材に押し当ててスイッチを入れると、短時間で自動的に溶接が行われます。溶接時間は通常1秒以内で、非常に早いのが特徴です。
スタッド溶接の特徴
- 高い生産性: スタッド溶接は、1本あたりの溶接時間が非常に短いため、生産性が高いです。これにより、効率的な作業が可能となります。
- 品質の均一性: 操作が比較的簡単で、溶接機の条件設定さえ行えば、作業者の技術に依存せずに安定した品質の溶接が実現できます。
- 母材への影響が少ない: 溶接時間が短いため、母材に与える熱影響が少なく、変形や歪みが発生しにくいという特長があります。
スタッド溶接の利点
- 強度の高い接合: スタッド溶接によって接合された部分は、スタッドや母材よりも強度が高くなることが多いです。
- 多様な応用: 自動車の車体パネル、建築物の構造部材、精密機器の部品など、幅広い分野で利用されています。
スタッド溶接の欠点
- 位置制限: スタッド溶接は、溶接可能な位置に制限があり、特定の場所では使用できない場合があります。その場合は、他の溶接方法を検討する必要があります。
- 信頼性の問題: 一部のケースでは、スタッドが接合部から外れる事故が発生することがあり、信頼性に関する懸念が指摘されています。
- スタッド溶接は、高速で効率的な溶接方法であり、特に自動車産業や建築分野での利用が進んでいます。高い生産性と品質の均一性が特徴ですが、位置制限や信頼性の問題もあるため、適切な用途を選ぶことが重要です。